霊といってまず思い浮かべるのは何でしょうか?
神仏霊、生き霊、自縛霊、守護霊、背後霊……と、一口に霊といっても様々。
それぞれの霊の解説とともに、電話占い依代の霊能者の心霊体験を連載でご紹介します。


第三話 自縛霊の場合

毎夜こだまする女性の叫び声

「キャーッ!」
その日の深夜も女性の叫び声がこだまし、景子さんはベッドから飛び起きました。景子さんがこのマンションに引っ越してきたのは5日前のこと。毎晩深夜になると女性の叫び声が聞こえてくるため、景子さんは必ず目を覚ますことになるのです。
毎晩同じ時刻に叫び声が聞こえるなんて、普通の状況では考えられません。怖くなった景子さんは友人に相談。そして紹介されたのが、電話占い依代だったのです。
「多分それは霊障だと思う。自分で何とかしようとせず、プロの霊能者の力を借りた方がいいよ」
たびたびの霊現象を霊能者に救ってもらったことがある…とその友人自身が以前語っていたこともあるだけに、その言葉は景子さんにとって信用に足るものでした。景子さんは友人の言葉に頷き、その日のうちに電話占い依代にお電話くださったのです。

私の部屋に、自殺した女性の自縛霊が…

「霊現象にお困りですね」
景子さんからこういった霊障相談の電話があることはあらかじめわかっていたため、私は電話に出てすぐにこう断言しました。すると電話口の向こうから、景子さんのハッと息を呑む気配が伝わってきたのです。
「すべておわかりなのですね?」
景子さんの声は恐怖に震え、不安定で弱々しい波動を放っていました。
「毎晩午前2時に女性の叫び声が響き渡ること、トイレやシャワーの水が勝手に流れること、寝室で殺気を感じていること…。すべて霊視でわかっています」
そうお伝えすると、この電話で救われることがわかったのでしょう。景子さんはホッとしたように安堵のため息をつかれました。
「私の霊能力で必ず貴女をお救いします」
さらに霊視を進めていくと、ある女性の霊の姿が見えてきました。顔に青あざをつくり、とても悲しそうな顔をしています。その女性の姿を視線で追っていきますと、さらに男性の姿も見えてきました。この二人は一年ほど前にこのマンションで同棲していたようです。男性を霊視すると生命エネルギーが強く、こちらはまだ存命の人物だとわかりました。その男性は女性をたびたび殴っていたようです。男性に殴られる女性の姿が、たびたび映像となって私の脳裏をよぎりました。男性の暴力は容赦なく続き、あるとき女性は半ば発作的に自殺してしまったのです。
恋人の暴力に耐えきれず自殺し、この女性はどれほど悲しかったでしょう。女性の悲しみ、苦しみ、悔しさ…。そういった想いすべてが、この部屋には色濃く残っています。この女性は自分が自殺して亡くなったことにも気づいていませんから、恋人の暴力という苦しみから逃れようと、何度も自殺を試みるのです。景子さんが毎夜聞いていたのは、まさしくこの女性の絶命の叫びでした。

霊能者の説得で天界へ…

私は霊視で見えた事実、つまり女性の自縛霊について…を何もかも包み隠さず景子さんにお伝えしました。この女性の霊は自縛霊ですから、景子さんが引越しをすれば霊障は収まるかもしれません。しかし、それでは何の解決にもならないということをお伝えしたのです。
景子さんにしても、この部屋を選んだということは、この女性の霊と何らかの魂の接触があったということです。つまり景子さんは、女性の霊によってこの部屋に呼び寄せられたのだといってよいでしょう。事実、景子さんも最近恋に破れたばかりで、少し前まではこの女性と同じような境遇にありました。男性のDVから逃げるようにして、この部屋に引越してきたのです。
自殺した女性の事情をお話しすると、景子さんは「他人ごととは思えない。天国に送ってあげてください」と言って涙を流されました。遠隔霊視でその涙を見た私は、「やはり景子さんは、自殺した女性の霊にこの場へ呼び寄せられたのだ。女性と景子さんの意識は、今も共鳴しあっている」と感じ、すぐに浄霊の儀式に入ったのです。
暴力を振るわれていたとはいえ、女性は男性と二人で過ごしたこのマンションにかなりの想い入れがあったよう。女性の苦しみや悲しみが、私の魂の奥深くまで後から後から流れ込んできます。それを一つひとつ包み込むように浄化していくと、その場に漂っていた波動が徐々に清らかになっていくのを感じました。浄霊は困難を極めたものの、何とか女性の霊を天界へと送ることができたのです。この場に根強くはびこっていた女性の怨念は、やがてすっかり消えていました。 自殺で亡くなった女性はもちろん、景子さんもとても穏やかな顔つきになっているのが、霊視で見てとれました。私はご相談者様のこういったお顔を見たくて鑑定を続けているのだ…。あらためてそう感じた鑑定でした。

自縛霊のいる物件にあたってしまうと、霊現象にもたびたび見舞われ、苦しめられることになります。ですから物件選びをする際は、自縛霊がいないかどうかを十分に考慮する必要があるでしょう。周囲の環境に何か問題はないか、過去に事件はなかったか…といったことも、気にされるといいかもしれません。また内覧の際には貴女自身の第六感を研ぎ澄ませ、嫌な感じがしないか、心地よい“気”が流れているか…ということもチェックしましょう。
ただ、今回のケースのように自縛霊のいる物件にあたるというのは、実は“自縛霊に呼ばれていた”ということが多いのです。ネガティブな精神状態でいると、霊絡みの物件に呼び寄せられる確率が高まりますので、どうかご注意くださいますよう…。

~自縛霊とは~
“自分の死を受け入れられない”“自分が死んだことに気がつかない”…そういった場合は魂がその場に留まることになり、自縛霊になりやすい。事故や戦争などで突発的に亡くなった人、強い恨みの念を抱えたまま亡くなった人などは、特に自縛霊になりやすいとされている。また、自殺した人の霊は自分が死んでいることに気づかず、何度も自殺しようとするため、自殺スポットと称される場所では自殺する霊の姿が繰り返し目撃されることになる。彼らは自分の死に気づくまで、永遠にその場を離れることができない。
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